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学振で出す分野を考えるときに考えること

  • 執筆者の写真: 土田 亮
    土田 亮
  • 2021年1月15日
  • 読了時間: 3分

Photo by Markus Winkler on Unsplash

こんにちは。

学振関係のブログ(質・量ともにいいかどうかよくわかりませんが)を

ちょこちょこ書いては、うんうん悩んで考えているつっちーです。



さて、学振を視野に入れて出そうとするみなさん。

2・3年間で作り上げていく研究題目は考えていますか? どの分野に出しますか?


すっぱり答えられる人は、この先を読んでも多分「ふーん」という感じかもしれません。

代々、研究室の先生や先輩が書類を出しそれで通っている、という敷かれたレールがすでにあるのならばそれは安パイかもしれません(もちろん、そういう連綿とした受かる書類・テクを否定はしない)。


でも、「あれもあるし、これもあるし…」と割と分野を跨いだ研究をしている人にとっては かなり悩むかもしれません(例にも漏れず僕もその1人でした)。

あるいは、ちょっと革新的なテーマや内容だから、 どこに出せばいいかあまり検討つかない人もいるかもしれません。

どこまで朗報になれるか、役に立つかわかりませんが、ちょっとしたヒントをお出ししします。


ずばり、「KAKEN」サイトを有効活用することです。

https://kaken.nii.ac.jp/index/



なぜか?

端的に3つ理由があります。


  1.  かっこいいタイトルの付け方がわかる

  2.  どの分野に出せばよいか考えるヒントになる

  3.  研究の打ち出し方の参考になる


もっとざっくりそれぞれの解説をすると


1. かっこいい研究題目の付け方がわかる

「名は体を表す」という言葉があります。

なんとなく研究内容に関係ありそうなキーワードを並べたって、正直あまりパッとしないんです。


その点、諸先生や学振をすでにとっているみなさんはきちんと言葉を吟味しているのでしょう。


めっちゃかっこいいものばかりなんですよね。


しかも、計画年次(学振なら2~3年、若手や基盤研究だと3〜5年スパン)できちんと題目を達成できるようなな言葉になっているはず。

小さすぎる夢を語ると「しょぼ!」と思われますが、タイトルはちょっと誇張気味にでも夢を語っていいのだと僕は思います。



2. どの分野に出せばよいか考えるヒントになる

どの小区分で出せばいいか迷う人もたくさんいると思います。

そこで、検索の際に「詳細」をクリックしたのち、細目に目を通しましょう。

このうち「特別研究員」にチェックを入れて、気になるキーワード、かつ抽象的な言葉を入れて検索してみましょう。

すると、それに関連した研究題目がヒットします。

そこで、その研究者がどの審査区分・小区分に出したかを見てみましょう。

どこの小区分で出したのか、そして自分の研究テーマ・内容とどれほど近いのか参考になると思います。



3. 研究の打ち出し方の参考になるから

採用された人たちの書類すべてを集めて分析することは確かに採用への道筋の一つになると思います。

しかし、なかなかそういった人たちに出会えない、というのが一つの現実だと思います。

その際はKAKENの「研究開始時の研究の概要」を参考にするといいかもしれません。

実際ここに記入されているのは、大概は採用された研究計画の目的と背景が含まれています。

わずか3〜5行くらいしかありませんが、ここでどのような視座・視野・視点で研究を打ち出しているのか、その参考になると思います。



ものすごく短く指摘しましたが、特に迷っている人は以上のことを参考にするといいかもしれません。

最終的には指導教員や研究室や大学院で採用されている人と相談しながら提出する審査区分・小区分を決めるとよいでしょう。


それでは、みなさん頑張ってください!

 
 
 

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